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妊娠初期の体重増加はむくみが原因?むくみを解消する方法はある?

妊娠初期、普段通りで何も変わらない方やつわりの激しさに何も食べられない方、何か食べてないと気持ち悪いという方など初期症状も色々です。しかしふと気づいたとき、びっくりする数字が体重計に表示され、驚かれることがあります。

まだお腹も目立たないのに、妊娠初期から体重増加やむくみが出ると不安になります。

今回は妊娠初期のむくみの原因と解消する方法、またむくみと体重増加の関係についてご紹介します。

妊娠初期のむくみのメカニズム

むくみとは体内の皮下組織などに余分な水分が溜まって腫れてしまうことです。痛みは伴いません。

妊娠中のむくみは、妊娠後期にひどくなりやすい印象ですが、実は妊娠初期からむくみに悩まされている妊婦さんも少なくありません。なぜ妊娠初期にむくみが現れるのでしょうか。

妊娠中のむくみの原因

妊娠中にむくみが発生する原因は、大きく分類すると以下の6つの要因が関係しています。

  1. ホルモンの影響
  2. 血液量の増加
  3. 子宮が大きくなることによる血流悪化
  4. 衣類の締め付けによる圧迫
  5. 運動不足
  6. つわりの影響
1.ホルモンの影響
妊娠すると卵胞ホルモンであるエストロゲンや黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が増加します。

どちらも妊娠を維持するために必要なホルモンですが、急激なホルモン分泌の増加によってホルモンバランスが崩れがちになり、新陳代謝が乱れむくみやすくなります。

特にプロゲステロンは子宮内膜を厚くし基礎体温を上げる作用だけでなく、栄養や水分をしっかり吸収・蓄えることで胎児が栄養不足にならないようにする働きもあり、その結果体内に水分が蓄えられむくみが現れやすくなります。
2.血液量の増加
赤ちゃんは栄養を、胎盤を通し得ています。この胎盤へ栄養を運ぶ役割をしているのが血液です。

赤ちゃんに、より多くの血液を運ぶために母体の血液量は妊娠前の約1.3倍になります。するとリンパの流れや腎臓の働きが増加した血液量に追いつかなくなり、水分が皮下脂肪にたまることでむくみが発生します。

また、血液の多くは水分ですので血液量が増加すると体重も増加します。妊娠初期でまだ胎児が軽い時期でも体重が増えるのはこのような原因もあるのです。
3.子宮が大きくなることによる血流悪化
妊娠初期はおなかがあまり目立たなくても胎児は日々成長していて、子宮がだんだん大きくなっています。

大きくなった子宮に骨盤内が圧迫されると下半身の血流が圧迫され血流が悪くなります。特に下半身の血流が悪化するため下半身がよりむくみやすくなります。
4.衣類の締め付けによる圧迫
妊娠初期からマタニティウェアや下着を身に着ける妊婦さんは少ないかもしれませんが、子宮がだんだん大きくなるために妊娠前の洋服では体を圧迫してしまうことがあります。

衣類によって圧迫されると血流が悪くなってしまいむくみやすくなります。
5.運動不足
つわりが重い場合は、外出も難しくなり稼働量が減るため、運動不足に陥りやすくなります。

体を動かさないと血液の循環が滞り、細胞間液という水分が体内に溜まり、むくみが起こります。
6.つわりの影響
妊娠初期はつわりによる嗜好の変化や食べづわりの影響で食べ物が偏りがちです。

その結果、塩分過多や糖分の摂りすぎになると、むくみを引き起こしやすくなります。

このように妊娠初期にむくみやすい原因はたくさんあるのですね。

妊娠中にむくみやすい場所

妊娠初期にむくみを感じやすい場所は手足です。

日常生活の中で人は立って活動することが多く、体内の水分が重力に従って下に落ちるため、足にむくみが現れやすくなります。

また、心臓から離れた場所にある手も同じようにむくみやすくなります。

このむくみにより「靴がきつくなった」「指輪がきつくなった」と感じることが多くなります。他にも、妊娠中は眠気も増え、寝起きに顔がむくみ、鏡を見て「私太った?」と感じることもよくあることです。

妊娠中に注意が必要なむくみ

妊婦健診では毎回医師がむくみの有無をチェックします。

むくみを診ることで妊娠高血圧症候群を未然に予防したり発見することができます。

むくみだけであればおなかの赤ちゃんへの影響はありません。夕方から夜にかけてむくむけれど朝になると治っていたり、むくみが一日中長く続くものでなければ心配することはありません。

注意が必要なむくみは、次のような場合です。

  • 急激な体重増加や血圧の上昇・尿たんぱくが出るなどの症状を伴う
  • 一晩寝てもよくならず朝起きたときからむくみがある
  • 顔や上半身のむくみがひどい
  • しびれを伴う
このような時は次回の健診を待たずにすぐに産婦人科に相談しましょう。

妊娠初期のむくみを改善・予防する方法

妊娠中は思うように身動きが取りにくくなって行くため、運動不足に陥る事が多々あります。

日常の生活の中で、無理なくストレスを感じない方法で、上手にむくみの改善予防をすることがポイントです。
妊娠初期のむくみチェックポイント
妊娠初期は手足にむくみが出やすいため、結婚指輪や普段履いている靴などのサイズが小さく感じるかどうかが一つのチェックポイントになります。

むくみの素は水分ですので、むくんでいる場所を押すと容易に跡が付きます。

ちょっときつめの靴下のゴムの跡など、普段よりもしっかり跡が残っているのも一つのチェックポイントになります。

また、体重が1週間で500g以上増えたら要注意です。
妊娠初期のむくみ改善方法
むくんでしまった時に改善する方法をご紹介します。

ポイントは「血行を良くすること」です。

血行を改善するために日常生活において以下のポイントを意識しましょう。

  1. 足を高くして寝る
  2. 着圧ソックス、五本指ソックスを着用する
  3. 軽い運動をする
  4. 足湯をする
足を高くして寝る
足をクッションにおいて寝るなど、足を高くして寝ると血行がよくなりむくみが緩和されます。

ただし、仰向けで横になると苦しく感じる場合は無理しないようにしましょう。
着圧ソックス、五本指ソックスを着用する
血行を良くする効果のある「着圧ソックス」や「五本指ソックス」もむくみの改善効果があります。

ドラッグストアなどで購入することもできますので手軽ですね。商品に妊娠中の使用について記載がある場合は、健診時に医師に確認するとより安心できるでしょう。
軽い運動をする
ウォーキングや水中歩行、マタニティヨガなど軽い運動が可能なようでしたら取り入れると良いです。体調に合わせて行ってください。体を動かすことはむくみの改善のみでなく出産時の体力作りにもなりますよ。
足湯をする
動くことがつらい場合はゆったりと足湯をするのがおすすめです。

自宅でテレビを見たり本を読んだりとリラックスしながら血行をよくしましょう。
水分をきちんと摂る
むくみを気にするあまり水分を制限しすぎると、血液濃度が上がり血液がドロドロになってしまいよくありません。

また、体内の水分が不足すると体は水を溜め込もうとするため余計むくみやすくなってしまいます。常温のお水で水分補給を行いましょう。

このほかにも足やリンパのマッサージも効果的ですが、子宮の収縮を促すツボを避けるなど妊娠中のマッサージには注意が必要ですので、自己流でなく助産師さんなどから指導を受けたうえで行うようにしましょう。
むくみの予防方法
妊娠中、むくみを感じない方もいらっしゃいますが、7割以上の方はむくみを感じたという調査結果もあります。

妊娠により体質が変化しているので、できるだけむくみにくい生活習慣を得ることが一番の予防方法となります。

妊娠初期から、同じ姿勢を続けない・衣類で体を締め付けない・血行をよくする・塩分摂取に注意する・カリウムを多く含む食材を積極的に摂取する。などを習慣化できれば、妊娠後期も楽に過ごすことができます。
同じ姿勢を続けない
同じ姿勢を続けると一か所に水分が溜まりやすくなってしまいます。

デスクワークの人は意識的に休憩時間をこまめにとりましょう。「一時間に一回お手洗いに行く」などと決めるのもいいですね。
衣類で体を締め付けない
体にぴたっとフィットする服装を好む方は衣類で体を締め付けてしまっているかもしれません。

体を締め付けると血行が悪くなりむくみやすくなってしまいます。妊娠初期からゆったりとした服装を選び、必要であればマタニティウェアを取り入れてみましょう。下着のサイズも早めに見直すのがおすすめです。

また、妊娠初期からヒールのある靴は避け、ぺたんこ靴にすることも効果的です。
血行をよくする
体が冷えると血行が悪くなってしまいますので冷えないように気を付けましょう。

夏でも冷たい飲み物ばかり飲むのは避け、クーラーが効いている部屋では上着を羽織れるよう持ち歩きましょう。

新陳代謝を促し、体内の老廃物を排出する効果のある半身浴もおすすめです。
塩分摂取に注意する
塩分は体内に水を貯め込む働きがあり、過剰に摂取するとむくみの原因になります。

妊娠がわかったらいつも以上に塩分の摂取には注意して、しょうゆやみそなどの調味料を減塩に変えたり、出汁で味付けをするのがおすすめです。

塩分の摂取を控えることはむくみの予防のみでなく、妊娠高血圧症候群を予防する効果もありますので非常に大切です。
カリウムを多く含む食材を積極的に摂取する
塩分の摂取を制限するだけでなく、カリウムを多く含む食材を摂取するとよりむくみ予防に効果的です。

カリウムには体内のナトリウム(塩分)量を調整し、余分な塩分を排出する効果があり、不足するとむくみの症状が出ると言われています。

カリウムを多く含む食材は、バナナ、メロン、スイカ、アボカド、ほうれん草、とうもろこし、トマト、豆類、海藻類などがありますのでぜひ取り入れてくださいね。

むくみはすぐに解消できるものではありません。日々の生活習慣を改善し、むくまないよう予防することが大切です。

自己管理力を手に入れて、快適妊娠生活を送ろう!

妊娠初期の体重増加は、むくみがひとつの原因として上げることができます。

妊娠前と見た目は変わらなくても、妊婦さんの体の中は日々大きく変化しています。

慣れない妊婦生活を快適に送るためにも、体重や食事・生活習慣など、妊娠初期から自己管理力を養っていく事が快適な妊婦生活の鍵となります。

ストレスにならない程度に無理なく、自己管理力を手に入れて、快適な妊娠生活を送りましょう。